歯の神経の役割
- 2022年4月8日
- お知らせ
歯に虫歯ができると痛みを感じます。
これは歯の中の歯髄と呼ばれるところに神経が通っているからです。
歯髄の中には神経の他に血管も通っており、歯に栄養を与えたり酸素を送ったり、免疫などの防御反応を伝達するなど重要な役割があります。
歯の神経は象牙質とエナメル質に覆われており通常は問題になることはありません。
大きな虫歯ができて「神経をとる」治療という言葉を聞いたことがあるかと思います。
では歯の神経をとってしまうと歯はどうなるでしょうか。
歯の神経が無くなると痛みは感じなくなります。しかし神経をとるということは、血管を含めた歯髄全体を取り除くことを意味します。
そのため神経を取り除いた歯は、血が通わなくなり栄養が届かず、やがて歯本来の抵抗力が無くなり、枯れた木の枝のようにもろく欠けやすくなります。
また再び虫歯になってもそれを伝えるセンサーを失っているため、発見が遅れてしまいます。
神経のない歯は、健康な歯と比べて寿命が10年短くなるといわれています。
虫歯を早期発見することができれば、歯の神経を守り歯の寿命も伸ばすことができます。
ぜひ定期検診へ、お待ちしております♪