通常歯茎の奥深くまで虫歯が進行していたり、歯が折れるなどして歯の根だけ残ってしまうと抜歯になる場合が多いです。

しかし歯茎に埋まっている健康な部分を利用すれば、歯を抜かずに治療できる方法もあります。

 

治療法にはエクストルージョンとクラウンレングスニングの2種類があります。

それぞれご説明します。

 

⭐︎エクストルージョン

歯茎に埋もれ歯の根を、上に引っ張り出す治療法です。

歯茎の上に健康な歯が出てくるので被せ物の土台を確保することができます。

長所

・歯を抜かずに治療ができる

・治療後の歯が長持ちする

・細菌感染しにくい環境ができる

短所

・保険がきかない

・治療期間が長い(数ヶ月単位)

・根が短かい場合は適応外

 

⭐︎クラウンレングスニング

歯茎に埋もれた歯の根を、手術で掘り起こす治療法です。

歯茎を切開して根の周囲の骨を削って、歯茎の上に健康な歯茎を出します。

長所

・歯を抜かずに治療ができる

・治療後の歯が長持ちする

・歯周ポケットが改善する

短所

・保険がきかない

・外科処置が必要

・知覚過敏が出る場合がある

 

歯の状態によっては歯を残せない場合もあります。

精密な診査、診断を行い治療が可能か判断していきます。

お気軽にご相談ください。