親知らずって抜くべき?
- 2022年1月17日
- お知らせ
【親知らず】
前から数えて8番目の歯のことで智歯ともいいます。正式名称は第3大臼歯です。
概ね10代後半から20代前半で生えてくるため
親が歯が生えてきたのを知らないことから「親知らず」、智恵がついてから生えてきたので「智歯」というそうです。
親知らずはもともとは必要な歯でしたが
人類は調理することで食事が軟らかくなり、それに伴って顎の大きさも小さくなりました。
そのため親知らずが生えるスペースが無くなり様々なトラブルを起こすようになってしまいました。
親知らずを抜いた方がいいのでしょうか?とよく聞かれることがあります。
まっすぐ生えており歯磨きが十分にできていれば抜く必要はありません。
親知らずは厄介者なだけではなく、自分の他の大臼歯を失ってしまったときに移植用の歯として活用することもできます。
またレントゲンで顎の骨の奥深くにある親知らずも症状が無ければ無理して抜歯をする必要はありません。
横向きに生えていたり、虫歯ができている場合は早めの抜歯をおすすめします。
加齢とともに顎の骨の弾性が失われて硬くなり、抜歯する時の侵襲も大きくなるので可能であれば20代から30代までの抜歯が望ましいです。
親知らずの抜歯は痛い、腫れるといったイメージがありますが上の親知らずやまっすぐ生えている親知らずの場合は腫れることは少ないです。
横向きに生えている場合は個人差はありますが腫れる場合もあります。
当院ではCT写真を撮影して親知らずの位置や神経との位置関係を3次元的に診断し抜歯をします。
必要に応じて専門の口腔外科への紹介も行います。
親知らず、気になっていたという方
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↑当院で撮影したCT画像です、親知らずの状態を三次元で見ることができます!